APECアジア太平洋経済協力機構代表がMaterialinksを訪問 先端製造業における新たな協力機会を探る

2025年3月7日、Materialinksは国際的に重要なパートナーを迎えました。

APECアジア太平洋経済協力機構ニュージーランド代表であり、同国の「先端製造業転換プログラム」共同議長を務めるブレット・オライリー氏(Brett O’Riley)一行が訪問し、技術革新と産業高度化をテーマに交流を行いました。特に、Materialinksが独自開発した PSPRO抗菌技術 の応用可能性や、中・ニュージーランド間における先端製造業の協力強化について、深い議論が交わされました。

オライリー氏はMaterialinksの研究開発センターを視察し、長期持続性・高い安全性・環境適合性・広域抗菌性能を兼ね備えたPSPRO抗菌技術に強い関心を示しました。同氏は次のように述べています:

「PSPRO抗菌技術は中国企業の研究開発力を象徴する成果であり、ニュージーランドが推進するグリーン・スマート製造の理念と高く一致しています。今後、この技術がニュージーランドおよび国際市場に導入され、世界規模での応用と発展に寄与することを期待しています。」

オライリー氏は、ニュージーランドのAPEC代表として、地域の産業チェーン協力、貿易円滑化、持続可能な発展 の推進に重要な役割を果たしており、また「先端製造業転換プログラム」の共同議長として、産業のデジタル化・グリーン化・高付加価値化を推進しています。さらに、同氏はニュージーランド主要経済団体EMAの元CEOとして、中国商務部の公式推奨機関との協力を牽引し、2023年のニュージーランド首相訪中、2024年の中国代表団受け入れ、2025年の首相訪印など数々のハイレベル交流にも深く関与してきました。

今回の会談では、今後の協力の方向性について具体的な構想が示されました:

  1. 抗菌技術の産業化:ニュージーランドのバイオマテリアル研究力と連携し、PSPRO技術を活用した食品包装・水処理分野での認証と普及を推進。研究所や生産拠点の設立を視野に入れる。

  2. グリーン製造標準:APEC地域で通用する持続可能な生産システムの共同設計を目指す。

  3. 第三国市場開拓:南アジアなど新興市場における商業化を促進し、国際的な市場展開を加速。

現在、世界の製造業は「安全・スマート・グリーン」という三大変革期を迎えています。今回の交流は、抗菌技術の国際応用に新たな道を拓くと同時に、APECの枠組みを活用した中小企業のグローバル・バリューチェーン参加モデルを示すものとなりました。

オライリー氏の言葉を借りれば、

「東洋の叡智と南太平洋のイノベーション基因が出会うことで、ポストコロナ時代の産業協力の新たなパラダイムを創出できるでしょう。」

中・ニュージーランドFTAアップグレードの恩恵が広がる中、この“テクノロジー・ハンドシェイク”は、需要主導・標準基盤型の高付加価値協力を生み出し、アジア太平洋地域の経済一体化に新たな注釈を加えるものとなるでしょう。